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老後は賃貸が借りられないのか?借りるためのポイントも紹介

不動産お役立ちコラム

林 真登

筆者 林 真登

不動産キャリア15年

不動産キャリア15年/宅地建物取引士
長岡・向日市~南区・西京区を中心に地域密着のご提案が得意です。
『子育て世代のお客様の役に立ちたい』その想いで一期一会を大切にし営業しております。
暮らしのご相談はクラストホームへお任せ下さい!

子どもが独立して持ち家が広く感じ、賃貸への住み替えを考えたものの「高齢になると部屋を借りられないのでは」と悩んでいる方も多いでしょう。

老後でも賃貸物件は借りられますが、貸主が健康面や収入面に不安を感じるため、入居審査のハードルは上がります。

しかし、その不安を和らげる工夫をすれば、高齢者でも住まいは見つけられるでしょう。

この記事では、老後に賃貸物件を借りにくい理由と、入居審査を通過するためのポイントを紹介します。




老後に賃貸物件を借りられないのは本当なのか?



高齢者は賃貸物件を借りられない訳ではありませんが、入居審査のハードルが上るのは事実です。

ここでは、その理由を解説します。

・健康面で不安があるから

貸主(大家さん)が高齢者の入居で最初に心配するのが、健康面のリスクです。


年齢を重ねるほど病気やけがの可能性が高まり、特に一人暮らしの場合は、室内で倒れても発見が遅れる恐れがあります。

万が一孤独死が起きると、遺品の整理や部屋の原状回復に手間と費用がかかるのです。


さらに、認知症による火の不始末や家賃の払い忘れを心配する貸主もいます。


このような事情から、単身の高齢者は入居審査のハードルが上がる傾向にあります。


・収入が十分でない場合があるから


定年を迎えて年金が収入の中心になると、家賃を払い続けられるかを不安視されます。


多くの物件では家賃保証会社の審査があり、年金額が家賃に見合わないと通らない恐れがあります。

日本賃貸住宅管理協会が2016年に行った調査によると「審査落ちが多い」と答えた保証会社の割合は、60代で7.5%、70代で9.4%でした。


50代の1.9%と比べると、年齢とともに審査が厳しくなることがわかります。

参考:国土交通省「家賃債務保証の現状」


・連帯保証人や緊急連絡先の確保が難しいから

高齢になるほど、連帯保証人や緊急連絡先を頼める相手が限られてしまいます。


兄弟姉妹も同じように年を重ねていたり、すでに亡くなっていたりするためです。

家賃保証会社を利用すれば、連帯保証人なしで契約できる物件もありますが、その場合でも緊急連絡先の登録が別に求められるケースが多いでしょう。


貸主によっては、親族の連帯保証人を求める場合もあるため、子どもや親族に頼めるかどうかを、早めに話し合っておきましょう。



老後に賃貸物件を借りる際のポイント



高齢者が賃貸物件を借りるためには、貸主に「安心して貸せる」と思ってもらうことが重要です。

ここで紹介するポイントを参考にして、賃貸物件を検討してみてください。


・家族や親族から協力を受ける

家族や親族に協力してもらえると、入居審査を通過できる可能性が高まります。


子どもなどの身内が連帯保証人になれば、家賃滞納を心配する貸主も安心できでしょう。

また、子どもが住んでいる近くで物件を探すのもひとつの方法です。


さらに、何かあったときにすぐ駆けつけられる家族がいれば、孤独死などのリスクも減らせます。


部屋探しや契約の場に子どもが同行するだけでも、貸主や不動産会社の印象は変わるため、親族が賃貸物件を探す際は積極的に協力しましょう。


・高齢者向け賃貸物件を探す

一般の賃貸物件で断られた場合は、高齢者向けの賃貸物件に絞って探してみてください。


高齢者向けの賃貸物件は、はじめから高齢者の入居を想定しているため、年齢を理由に断られにくい傾向にあります。


主な物件は以下のとおりです。

・サービス付き高齢者向け住宅:安否確認や生活相談が受けられるバリアフリーの賃貸住宅
・UR賃貸住宅:保証人や礼金、仲介手数料、更新料が不要で、高齢者向けの住戸もある
・公営住宅:府営住宅や市営住宅など、収入が一定以下の世帯向けの住宅

ただし、上記の物件はそれぞれ年齢や収入などの入居条件が決まっています。


京都府内にもUR賃貸住宅や公営住宅があるため、条件に合うか早めに確認しておきましょう。



まとめ


今回は、老後に賃貸物件を借りにくい理由と、入居審査を通過するためのポイントを紹介しました。

老後でも賃貸物件は借りられますが、健康面や収入、連帯保証人の確保に対する貸主の不安から、審査のハードルが上がる傾向にあります。


ただし、家族に連帯保証人や緊急連絡先を頼んだり、サービス付き高齢者向け住宅やUR賃貸住宅などを選んだりすれば、入居の可能性は広がるでしょう。

子どもや親族と早めに話し合い、条件に合う物件を探しながら、無理のない住み替えを進めてみてはいかがでしょうか。


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