
軽量鉄骨造の家とは?メリット・デメリットを解説
軽量鉄骨造は耐久性、品質が安定している建築様式として一般住宅でも積極的に採用されています。
特に、木造住宅と比べて安全性が高いのが特徴です。
この記事では、軽量鉄骨造の主なメリット・デメリットを詳しく解説します。
軽量鉄骨造とは?

軽量鉄骨造は、骨組みの一部に鉄骨が組み込まれた構造のことです。
規定により、6ミリ以下の鋼板が使われたものを軽量鉄骨造といい、6ミリ以上のものを重量鉄骨造と呼んでいます。
軽量鉄骨造は軽いうえに耐久性が高いことから、プレハブ工法などで一般的に用いられています。
軽量鉄骨造のメリット3選

軽量鉄骨造の主なメリットは以下の通りです。
・品質が安定している
・木造に比べて耐震性や耐久性が高い
・耐用年数が長い
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
・品質が安定している
プレハブ工法では材料をあらかじめ工場で大量生産できるため、品質を安定させることができます。
また、大量生産による材料費の削減も大きなメリットの1つです。
大量生産に向いている軽量鉄骨造はプレハブ工法と非常に相性が良く、材料をまとめて作るタイプの建築様式では特に重宝されています。
・木造に比べて耐震性や耐久性が高い

耐震性、耐久性の高さも軽量鉄骨造のメリットです。
木造の場合、鉄骨と比較するとどうしても耐震性・耐久性の面で難があり、大きな地震の際に被害を受けやすい点も弱点として挙げられます。
一方、軽量鉄骨造であれば骨組み部分を鉄骨でしっかり支えられているため、木造と比べて丈夫で壊れにくい点が強みです。
また、木造の悩みの種であるシロアリなどの害虫被害もありません。
このように、軽量鉄骨造は耐久性および耐震性にすぐれていることから一般的な住宅にも使われています。
・耐用年数が長い
軽量鉄骨造は木造と比較しても耐用年数が長く、より長期間にわたり安心して暮らせるのがメリットです。
耐用年数で見ると、木造は22年、軽量鉄骨造は27年となっており、なおかつベースの耐久性が高いことから「安心して暮らせる住宅」として重宝されています。
軽量鉄骨造のデメリット

耐久性や品質の高さに定評がある軽量鉄骨造ですが、防音性や断熱性、通気性の面では弱さもあります。
ここでは、軽量鉄骨造の主なデメリットを見ていきましょう。
・防音性が高くない
軽量鉄骨造の防音性が低い理由として、主に構造材の特性と施工方法が挙げられます。
鉄骨は硬く音をよく伝える性質を持ち、振動や音波が直接伝わりやすいのが特徴です。
また、軽量鉄骨造では比較的薄い石膏ボードや軽量の断熱材が使用されることが多く、これらは重量が軽いため音を吸収する力が弱い傾向があります。
特に隣室や上下階からの生活音や衝撃音が響きやすい点が問題視されることが多く、防音シートなどによる適切な対策が必要です。
・断熱性や通気性が低い
軽量鉄骨造の断熱性や通気性が低い理由は、構造材や施工方法、建物の特性に起因します。
鉄骨は熱を伝えやすい性質を持つため、外気温が室内に伝わりやすく断熱性能が低下します。
一方、通気性については、軽量鉄骨造の建物は気密性が高くなる傾向があるため、自然な空気の流れが妨げられ、換気が不充分になる点に注意が必要です。
主な対策としては、高性能な断熱材の使用や熱橋を減らす施工方法、適切な換気システムの導入が挙げられます。
まとめ
軽量鉄骨造は厚さ6ミリ以下の鉄骨が骨組みに使われている構造です。
木造などと比べて耐震性・耐久性が高く、大量生産により材料費が大幅に抑えられることからプレハブ工法において重宝されています。
断熱性や通気性といった弱点を断熱材などで補うことで、より長期間にわたり安心して暮らすことが可能です。
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