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【不動産購入】固定資産税の計算方法を解説します!実際にシミュレーションもしてみましょう

お役立ちコラム

固定資産税はどのようにして金額が決まるのかをご存知ですか?

計算方法はとてもシンプルですが、気をつけないといけないことが何点かあります。

今回は不動産を所有したときにかかる固定資産税の計算方法を、シミュレーションと合わせて解説します。

固定資産税がどれくらいかかるのか不安な方は最後まで読んでみてください。




固定資産税がかかる種類


固定資産税とは何か?

そしてその仕組みや基礎知識は下記の記事で解説しました。


それでは、固定資産税の対象となるものにはどのようなものがあるのでしょうか?

・土地、家屋

まずは、所有している土地と家屋に固定資産税が課税されます。

土地とは、宅地、田、畑、池沼、山林、牧場、塩田、鉱泉地、原野その他の土地(雑種地)を指します。

土地といっても宅地や畑だけではないのですね。

ちなみに、山を所有している人の中には、一度も固定資産税を払ったことがないという人もいるかもしれません。

これは、固定資産税は評価額が30万円を下回ると課税されないことから、評価額が低い山に課税されていなかったということなのです。

また、駐車場として運用している土地は「住宅用地」から「商業用地」に変わるため、固定資産税は約4倍程度に上がります。

土地を駐車場にしても、利益がそのまま手元に入るわけではありませんので注意しましょう。

また、家屋とは居宅、店舗、事務所、病院、工場、倉庫などの建物を指します。

具体的には、以下のような要件があります。

1.屋根及び周壁またはこれらに類するものを有すること(外気分断性)
2.土地に定着した建造物であること(土地への定着性)
3.その目的とする用途に供しうる状態にあるもの(用途性)

ちなみに、ホームセンターで販売している倉庫でも、ボルトなどで土地に固定して簡単に動かせないようにすると固定資産税の課税対象になります。



・償却資産

償却資産とは、土地や家屋以外の「事業の用に供することができる資産」のことです。

具体的には、事務所で使用しているパソコンやプリンター、工場の機械設備、看板などの構築物などです。

家庭用の電化製品などには該当しないのでご安心ください。

償却資産は、減価率や耐用年数が関連してきます。

事業を行っていない人には関係ない話なので、ここでは詳しい計算方法を省きますが、自身で事業を行っていて高額な資産がある人は税理士さんにかならず確認しましょう。



固定資産税の計算方法



ここでは、土地・家屋の固定資産税の計算方法について解説します。

それぞれの計算方法は以下の通りです。

・土地
固定資産税額 = 課税標準額 × 税率1.4%

・家屋
固定資産税額 = 課税台帳に登録されている価格 × 税率1.4%



※課税標準額の合計が土地は30万円未満、家屋は20万円未満の場合は固定資産税は課税されません。


ここで、土地の計算の際に使用する「課税標準額」の説明です。

課税標準額とは、役所が決定した固定資産評価額に、さまざまな特例による減税措置などの負担調整をして算出された金額のことです。

とくに、住宅用地では軽減特例が多いので把握しておくとよいでしょう。


・住宅一戸当たり200m²以下の「小規模住宅用地」
固定資産税の計算における課税標準額が6分の1になる


・住宅一戸について200m²を超える「一般住宅用地」
固定資産税の計算における課税標準額が3分の1になる

・新築住宅の減額措置
2024(令和4)年3月31日までに新築された住宅であること
住宅の居住部分の床面積が50~280m²以下であること
この2つに当てはまる場合、建物部分の固定資産税額が2分の1になる

この他にも、新築住宅に関する減額措置があるので、また別の記事で解説します。



シミュレーション



それでは実際に、新築住宅を購入した場合の、固定資産税のシミュレーションをしてみましょう。

前提条件は以下の通りです。

・土地の評価額:3,600万円

・家の評価額:3,000万円

・2023年6月に新築(課税床面積は120㎡以下)

・税率:1.4%(都市計画税は考慮しません)



①土地の固定資産税額


課税標準額 (a)

= 土地の評価額 × 1/6

= 3,600万円 × 1/6
600万円


固定資産税額

=課税標準額 × 税率
=a × 1.4% 
 
8万4,000円



②家屋の固定資産税額



課税標準額 (a)

= 家屋の評価額
3,000万円

固定資産税額
=課税標準額 × 税率 × 1/2 (新築住宅の減額措置)
=a × 1.4% × 1/2

21万円



固定資産税額合計= ① + ② = 29万4,000円

このような計算ができました!


ただし、固定資産税額は、土地や家屋の評価額、特例などによって変わってきます。

自分が所有している不動産を計算してみて、どれくらい固定資産税がかかるのかを把握しましょう。



まとめ



この記事では、固定資産税の種類や計算方法の解説、シミュレーションをしてみました。

不動産は購入するときにお金がかかりますが、維持していくのもお金がかかるものです。

この記事を参考に、固定資産税が自分にどれだけかかるのかを計算して、家計への影響を把握することが重要です。

クラストホームでは、専属のファイナンシャルプランナーが固定資産税の計算や、適用される特例について説明します。

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